偏差値40台が続くと、「大学受験はもう厳しいのかな」「何から始めればいいのか分からない」と感じやすくなります。
でも、偏差値40台という数字だけで、すぐに志望校を諦める必要はありません。大切なのは、今の状態を「才能がない」ではなく、英語・国語・選択科目のどこで止まっているかに分けて見ることです。
この記事では、偏差値40台から大学受験を立て直すときの最初の一手を整理します。最新の入試方式や大学別の偏差値は年度・学部・入試方式で変わるため、出願や志望校決定では必ず公式情報や最新資料を確認してください。
偏差値40台からの大学受験は「何を増やすか」より「どこに戻るか」
偏差値40台で焦っていると、参考書を増やしたり、勉強時間を急に増やしたりしたくなります。
もちろん勉強量は必要です。ただ、最初にやるべきことは、量を増やすことだけではありません。
まず見るべきなのは、次の3つです。
- 英語の基礎が長文に接続できているか
- 国語を感覚で解いていないか
- 選択科目を一周できる見通しがあるか
偏差値40台の受験生は、何も分かっていないというより、「知っていることが点数に結びついていない」ことがあります。
単語を見たことはあるけれど長文で出てこない。文法問題は解ける日もあるけれど理由を説明できない。現代文は読んだ気になるけれど選択肢で迷う。社会は暗記しているけれど流れがつながらない。
こうした詰まりを分けて見られると、最初に戻る場所が決めやすくなります。
最初に見るべき3つの現在地

大学受験を立て直すときは、模試の偏差値だけで判断せず、科目ごとの現在地を確認しましょう。
| 現在地 | よくある状態 | 最初の一手 |
|---|---|---|
| 英語 | 単語や文法を覚えたつもりでも長文で止まる | 単語・文法・短い英文をつなげて復習する |
| 国語 | 現代文をなんとなく選び、古文は文法で止まる | 現代文と古文を分けて戻る |
| 選択科目 | 用語は知っているが流れや範囲が曖昧 | 全体像を一周し、抜けを見える化する |
| 計画 | 予定表は作るが数日で崩れる | 1週間単位で優先タスクを絞る |
この表で一番避けたいのは、「全部できていないから全部やる」という考え方です。
全科目を同じ熱量で一気に進めようとすると、数日で疲れて続かなくなります。
まずは、今週の優先科目を決めましょう。英語が長文以前で止まっているなら英語の基礎を厚めにする。古文がほぼ手つかずなら単語と文法を毎日少しずつ入れる。選択科目が一周していないなら、細かい暗記より全体範囲を進める。
偏差値40台からの立て直しでは、「やる気」よりも「戻る場所の絞り込み」が重要です。
英語は単語・文法・短い英文から立て直す

大学受験で英語が苦手な場合、いきなり長文演習を増やしても苦しくなりやすいです。
長文が読めない原因は、長文そのものではなく、もっと手前にあることがあります。
- 単語の意味がすぐ出ない
- 文法問題の答えを理由つきで説明できない
- 1文が長くなると主語と動詞を見失う
- 設問を解いたあと、本文のどこが根拠か確認していない
この状態で長文だけを解くと、毎回「なんとなく読めなかった」で終わりやすいです。
まずは、単語・文法・短い英文をつなげましょう。
たとえば、単語帳を進めたあとに短い英文でその単語を確認する。文法問題を解いたあとに、同じ文法が英文の中でどう使われているか見る。長文で読めなかった1文を、主語・動詞・修飾関係に分けて確認する。
英語長文で止まっている人は、日東駒専の英語長文が読めない原因と対策も参考になります。長文量を増やす前に、どこで読めなくなっているかを確認しておくと、復習の質が上がります。
国語は現代文と古文を同じ対策にしない

国語が苦手な人は、「読解力がない」とまとめて考えてしまいがちです。
でも、現代文と古文では戻る場所が違います。
現代文で大切なのは、本文の根拠をもとに選択肢を見ることです。なんとなく合っていそうな選択肢を選ぶと、点数が安定しません。
現代文で確認したいことは、次のような点です。
- 筆者の主張と具体例を分けて読めているか
- 対比や言い換えに気づけているか
- 正解の根拠を本文に戻って確認しているか
- 不正解の選択肢がなぜ違うか説明できるか
一方で古文は、単語・文法・敬語が曖昧なままだと、本文の内容を追いにくくなります。
古文で「読んでも分からない」と感じる場合は、いきなり長い文章を増やすより、単語、助動詞、敬語、主語把握を戻した方がよいことがあります。
偏差値40台から国語を立て直すなら、「国語を頑張る」ではなく、「現代文は根拠」「古文は土台」のように分けて考えましょう。
選択科目は暗記量より一周と復習の仕組みを作る
日本史、世界史、政治経済などの選択科目は、暗記量が多く見えるため、焦ると一問一答だけに偏りやすくなります。
一問一答は便利ですが、最初から細かい用語だけを詰め込むと、全体の流れが見えにくくなることがあります。
偏差値40台から立て直すなら、まずは次の順番で考えましょう。
- 全範囲を一周できる見通しを作る
- 苦手単元を印で残す
- 問題演習で間違えた理由を記録する
- 週に1回、前に戻る日を作る
選択科目は、進めた範囲が増えるほど達成感があります。
ただし、進めるだけで復習日がないと、数週間後に抜けやすくなります。新しい範囲を進める日と、前に戻る日を分けると、勉強が積み上がりやすくなります。
政治経済を選ぶか迷っている場合は、大学受験で政治経済を使うメリット・注意点も参考になります。選択科目は、得点しやすそうという印象だけでなく、自分が継続できるかも含めて考えることが大切です。
志望校は「現実ライン」と「挑戦校」を分けて考える
偏差値40台だと、志望校をどう置くかで迷う人も多いです。
このとき、志望校を1つだけに決めてしまうより、現実ラインと挑戦校を分けて考えると動きやすくなります。
- 今の学力から現実的に積み上げたい大学群
- 伸びた場合に挑戦したい大学群
- 入試科目や方式が自分に合いそうな大学
- 通学、学費、学部内容などの条件
ここで注意したいのは、大学群を上か下かで乱暴に見ることです。
日東駒専、産近甲龍、MARCHなどの大学群は、学部や入試方式によって必要な対策が変わります。偏差値だけを見て「簡単」「無理」と決めつけるのではなく、自分の科目状況と合わせて考える必要があります。
偏差値50付近からMARCHを考える場合は、偏差値50からMARCHを目指すときの考え方も参考になります。挑戦校を置く場合でも、今の学習計画とつながっているかを確認しましょう。
勉強時間より「確認日」を作る
偏差値40台から立て直そうとすると、「毎日何時間やるか」ばかりを考えがちです。
もちろん勉強時間は必要ですが、それ以上に大切なのが確認日です。
確認日とは、次のようなことを見直す日です。
- 今週進めた範囲は本当に理解できているか
- 英単語や古文単語が前より出るようになったか
- 間違えた問題を解き直せるか
- 来週も同じ計画でよいか
- 科目の配分を変える必要があるか
予定表を作っても続かない人は、計画が細かすぎる場合があります。
毎日の予定を完璧に決めるより、1週間単位で「今週の優先タスク」を決め、週末に確認する方が修正しやすいです。
勉強計画が崩れやすい人は、あとで作成する計画管理の記事と接続して、1週間単位で戻せる形にするのがよいです。現時点では、まず今週の優先科目を3つ以内に絞りましょう。
よくある質問
偏差値40台から日東駒専は目指せますか?
目指すこと自体は可能ですが、誰でも同じように間に合うとは言えません。学年、科目数、現在の基礎、勉強時間、志望学部によって変わります。
まずは英語・国語・選択科目の戻る場所を決め、秋以降に過去問演習へつなげられる形を作ることが大切です。
何の科目から始めるべきですか?
英語が大きく苦手なら、英語の基礎を優先した方がよいケースが多いです。
ただし、選択科目がまったく進んでいない場合は、全体範囲を一周する計画も必要です。1科目だけで考えず、週単位で配分を決めましょう。
塾に行けば偏差値40台から立て直せますか?
塾が合う人もいますが、塾に行くだけで立て直せるわけではありません。
授業を受けたあとに復習できるか、自分の詰まりを質問できるか、週の計画に落とせるかが大切です。費用面も含めて考える場合は、大学受験の塾代が高いと感じるときの考え方も参考になります。
参考書は何冊も必要ですか?
最初から何冊も増やす必要はありません。
偏差値40台からの立て直しでは、1冊を進めることより、理解できなかった箇所を戻ることが大切です。教材を増やす前に、今使っているものを復習できているか確認しましょう。
まとめ
偏差値40台から大学受験を立て直すときは、「自分は無理かも」と決めつける前に、科目ごとの詰まりを分けて見ることが大切です。
- 英語は単語・文法・短い英文をつなげる
- 国語は現代文と古文を分けて戻る
- 選択科目は一周と復習の仕組みを作る
- 志望校は現実ラインと挑戦校を分ける
- 勉強時間だけでなく確認日を作る
最初の一手は、完璧な計画を作ることではありません。
今週、英語・国語・選択科目でそれぞれ何に戻るかを決めることです。そこから、日東駒専やその先の志望校へ向けて、現実的に積み上げていきましょう。


コメント